北大東島の過酷な環境で育つタイリンゲットウの生命力を
「北大東月桃」としてブランド化し、プロダクトに詰めました。
〜こころひらく、からだやすらぐ〜
をブランドコンセプトに、
北大東月桃のボタリニカルパワーを直に感じ、
使う人すべての健やかな活動力の源になることを目指します。
過酷な自然環境に順応したくましく育つ
「タイリンゲットウ(北大東月桃)」でできた商品は人にも環境にも優しい製品です。
沖縄本島から東へ約360kmの場所に位置し、
古来より「うふあがり(はるか東にある)島」と呼ばれる沖縄県最東端です。
南・北大東島は、約5,500万年前に、現在の沖ノ鳥島と同じ緯度の北緯20度付近で「島孤(とうこ)※1」として誕生して、西へ少しずつ移動し現在の位置にあります。
今でも西へ7cmずつ移動しています。
(※1火山プレートの沈み込みによりできた、火山のつらなり)
1903年に八丈島からの入植者により開拓され、現在に至るまでわずか百十数年余りと短い歴史ながらも、燐鉱発掘で一大産業を築き、閉山後はサトウキビ農業に移行し、現在の基幹産業に発展させるなど、島の資源を産業につなげる「開拓者精神(FRONTIER SPIRIT)」が根付く島です。
・タイリンゲットウ(学名:Alpinia zerumbet var. excelsa)
タイリンゲットウは、シマゲットウと台湾月桃を交配してできた亜種で、日本では南北大東島や小笠原諸島、八丈島に群生しています。
蕾の連なり方や精油の香りがシマゲットウと異なることが特徴的です。
北大東島では開拓当初、タイリンゲットウはサトウキビを束ねる結束縄として使われ、重要な農作業具としての役割を担っていました。現在は、民家や畑の周囲に栽培され、防風林として活用されています。
・シマゲットウ(学名:Alpinia zerumbe)
シマゲットウは、沖縄や奄美群島、台湾などに群生するショウガ科の植物です。
細長い大きな緑色の葉と白地に先端がピンク色をした蕾が連なるように実になるのが特徴で、ポリフェノールが多く含まれ、抗酸化や抗菌作用があるとして近年注目されています。
沖縄では「ムーチー」と呼ばれる、健康を祈願して食される行事菓子のお餅を包む葉として使用されており、沖縄の人々には親しみのある植物でもあります。
北大東月桃から取り出される精油は、茎を除いて葉のみから抽出します。
抽出量は葉1kgから約1.3mlとごく少量しか採取できません。
抽出された精油は、清涼感のあるユーカリに似た香りで、沖縄本島に生息するシマ月桃の香りとは若干異なります。
見た目も似ていますが、成分も大きく異なり、様々な機能特性を持っています。
「不安を鎮めて安定をもたらす」「鼻詰まりや花粉症、筋肉痛のケア」「ニキビのケアや日焼け後の回復」など様々な効果があります。
その効果を活用し、体に優しい製品を開発しています。